Behind the cove を見てきたー
渋谷で見てきた。Behind the cove
案の定迷ったわ。
Googleマップ見ながら、
ここだ!
と到着したのがラブホテル。
やっぱここか!
ラブホテル。
もしかして、ほんとにホテルで上映なのか・・・
Behind the cove って、たしかにラブホテルの名前っぽい
20分かかって到着。
お客さんは20人くらい。思ってたより少ない感じ。
八木監督はアメリカ滞在中ということで、上演前にはメッセージが代読された。
いざ、尋常に。
良い印象
・シーシェパードの冷静な意見、コメントが聞けた。フレンドリーさも伝わった。
・その一方で、めちゃくちゃな論理も聞けて、やっぱまともじゃない人たちもいるんだなと。「西洋人はかつて黒人を動物園に展示してた。でも今はそんな間違ったことはしていない。今度は日本人が鯨漁をやめる番だ!」 ええっ!!うそーん。
・ベトナム戦争に関するアメリカ批判のスケープゴートとして、日本の鯨漁がターゲットにされた、という指摘は自分にとっては新しい視点だった。
・反捕鯨団体には完全菜食主義者が多い(少なくと映画の中では)ことを知った。鯨肉って、またマイナーなとこを一生懸命突いてくるなー。 完全菜食主義者×よく分からん鯨への愛着×お金=太地町の反捕鯨団体 なのかな。
・監督「誰が、食べてもいい動物と、そうでない動物を区別するの?」 → アメリカ人の子供「その人の味覚だよ!」(名答)
悪い印象
・反捕鯨団体への批判、水銀問題、菜食主義者、アングロサクソン主義者への批判、人種差別、反戦、テーマが広がりすぎてる気がした。おいしい鯨料理の紹介とかあってもいいのに。
・特に、広島と長崎の核爆弾の話は本当に必要だったのかな。鯨の問題がぼやけてしまった印象。
・データや数字の提示がちょっと少なかった。
全体として、明確な論旨を中心とした展開ではなく、様々な意見や事実を散りばめて観客に考えさせるようになってたのかな。
あと、登場人物がほぼ全員老人なのが気になった。たまに子供。中間の世代はこの問題にあまり興味がないのかな。そういえば劇場のお客さんもお年をめした方が中心。監督自身も中間世代だし、身近な意見や感覚も聞いてみたいもの。
かくいう自分は、単に鯨が食べたい。安く食べたい。それだけ。
残虐だの野蛮だの言われても、気にしないくらいの精神力で食べたい。