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dadada_odaQのブログ

「ヒマだから帰ります」

ある半年間の仕事。確かに赤い実はおいしそうだった!!

この半年を、長いたとえ話で。

仕事を進めるって難しいね。という経験談だ。

そう、愚痴だ。

 

 

私「今使ってる植物育成室が、ある事情で来年から使えなくなる。代わりに隣の部屋を使わざるをえない。広さも違うし窓も違うし空調管理も違う。ともかく環境が全然違う。今までの部屋での育成方法のままでは不都合があるかもしれない。不都合があるようなら改善したい。育成方法の変更でも、部屋の改築でもどっちでもいい。来年からも植物を正常に育成させたいから、今から調査してくださいませ。逆に、もしかしたら新しい部屋の方が好都合な部分があるかもしれない。新しい事ができそうなら提案してくれるとさらに嬉しい。」

 

A「らじゃ」

 

1か月後

 

私「どんな?」

 

A「隣の部屋をざっと見てきたぜ。確かにいろいろ違うみたいだ。この建物の中にいる全員にアンケート配って、隣の部屋がどんな様子か答えてもらうつもりだぜ。アンケート票も作成済みだ。見てみろ、どーーーん!」

 

私「たしかに丁寧なアンケート用紙だぜ!!質問項目も50個もあるぜ。でも、これもらった人は迷惑だぜ!!意図が分からん上にやたら項目が多い!!」

私(これもらった人は、とりあえず答えてくれるかもしれないけど、ずっと???状態だろうな。だいたい、人に聞く前にやることあるでしょ。)

 

A「大丈夫だ、よく見てみろ。簡潔な質問項目の下に、その詳細な内容もびっしり記載してある!よく見るべし!!」

 

私「それがまたややこしいぜ。簡潔なほうがいいよ。ってゆうかアンケートの前にやることあると思うな。」

私(しかも、詳細な内容って言ってるけど、使っている言葉がちょっと違うだけで質問項目と全く同じ内容を繰り返して書いてるだけじゃんか。)

 

A「・・・。やつらには以前協力してやった。アンケートくらい多少面倒でも答えさせるよ。」

 

私「たのむから勘弁してくれ。」

 

A「・・・。しゃーなし。」

 

その2か月後

 

A「隣の部屋は、北側に窓が2つ。蛍光灯が6本。出入り口が西側に1つ。コンセントが南側に3口と北側に2口。北側の2口は3穴のタイプだけど、実際にはアース端子は壁の内側でオープン状態であることが判明した。でも安心しろ、B工務店にお願いしてちゃんと接地してもう。C工務店にも見積もりだしたが、アース用配線の部材が高級品を使うみたいで値段が高かった。以上だ。」

 

私「言ってることは理解した。で、どうゆう目的でそんな事調べたの?あと、コンセントにこだわりがあるようだけど、それ重要なの?ついでに、必要であれば高級品でもいいんだけど、安いやつでいいの?」

 

A「アース端子が接地されていないと感電のおそれがあります。へいへーい。」

 

私「知ってる。あったほうが安全なのは確かだ。で、現状の植物育成方法において特別に感電の恐れがあるんだっけ?」

私(そういえば大電流の機器もあったかもなぁ)

 

A「・・・」

 

私「・・・(?)。アースのことは一旦置いておこう。で、どうゆう目的で窓の数とか調べてくれたの?窓を増やす必要あるの?」

 

A「・・・。隣の部屋がどんな部屋か調べた。調査期間は2か月で、DさんとEさんにも手伝ってもらった。写真もみっちり撮ったぜ。」

 

私(怖くなってきた。それにEさんって誰だ?迷惑になってないか?えっ、写真5GBもあんのかよ。)

私「真面目に調べてくれたのはビンビン感じているよ。でも、質問の答えになってないぜ。急に答えることができないならまた今度でいいよ。ところで、今使ってる植物育成室の窓の数とコンセントの数はいくつなの?」

 

A「すみません。調べてません。」

 

私(あれ。Aさんってベテランだけど、こんな人だっけ。)

私「仮説とか、予想とか、着地点とか、考えながら進めてね。」

 

A「らじゃ、らじゃー」

 

さらに3か月後

 

私「どんなじゃい?」

 

A「現状の育成室で育てている12鉢のうち、一つを試験的に隣の部屋で育ててみました。2か月経ちましたが順調に育っている。見てくれ!!どーーーん!!!」

 

私「わぉ、真っ赤な実がおいしそう!丁寧に育ててくれているのはビンビン感じるぜ!!で、なんで12鉢の中でこれを選んだの?見た目は順調そうに見えるけど、従来の部屋で2か月育てた結果と比較したらどうなの?隣の部屋で育てるにあたって、特別注意した点とかないの?その前に、前回の質問の答えは?なんでいきなり実践しているの?」

 

A「・・・。従来の部屋で育てた鉢も同じような赤い実がなってます。あれ、でもちょっと形がちがうかな。見てください、この部分がでっぱってます。あ、もともと種類が違うのかな。こっちの鉢はFさんが3年前に買ってきたもので詳細が分かりません。残っている記録を調査するぜーい。」

 

私(発散しまくりだ。どうやってまとめるつもりだ。)

私「ちょっとまてまて。Aさんって、俺たちがなんで植物育ててるか理由知ってる?実よりも茎の太さの方が重要なんだけど、その理由知ってる?」

 

A「・・・。一般的には茎が太いと風に強いと言われている。それに、この実は特別おいしくてゴニョゴニョゴニョ」

 

私「ここ室内だし。これ実験用だし。」

私(なんだ。最初から何も理解してなかったのか。植物を育成している意味や重要性を2年かけて教育したつもりだったに。この半年のやりとりも、ほとんど理解してもらってなかったんだな。うーん、3か月後の役員会議でなんて報告したらいいんだ・・・)

 

 

以上、たとえ話終わり。

 

Aさんの作業は丁寧で確実だ。これはほんとにすごい。

でも、自分で考えることはできないようだった。

あと、質問に答えられない。質問に答えられないのは、ずばり質問を理解していないからだろう。うまく答えを表現できないのではなく、何を聞かれているか理解できていない。

期待して仕事をまかせてみたが、発散するだけで得られるものはなさそうだ。

 

確かに、こちらの指示が明確ではない。

なぜなら、私はAさんの上司ではなく(むしろ圧倒的後輩)、指示する立場にない。

では、我々の上司はというと、キャラクターのみで成り立っているバブル世代だ。

私は、ある特定の植物育成方法(あくまでたとえ話)については詳しく知っている。

Aさんは別の分野ではスペシャリストだが、植物育成に関しては途中で加わった仲間だから、そんなに知らない。なので、2年かけて基礎的な内容を教えた。つもり。

私は、遠慮がちな性格なので、立場や年齢を超えてリーダーみたいにふるまうことができず、やんわりとしたアドバイスという形でコントロールしようと試みた。

むずかしかった。

 

「Aさんよ、もういいから隣の部屋への引っ越しに備えて台車を10台用意してくれ。予算は5万だ。3か月以内だ。」

「上司よ、引っ越しの際には周りに迷惑がかかるかもしれないから、挨拶周りをしといてくれよ。」

「あとは自分でやるぜ。資料集めとか資料作成とかで手伝ってもらうかもな。」

くらいに言ってみたい。