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dadada_odaQのブログ

「ヒマだから帰ります」

簡単に説明することは、嘘をつくこと

技術的に難しい内容を、人前で説明することがたまにある。

相手は、その分野の素人だったりする。

その人たちに、30分そこらで大まかな内容を説明しなければならない。

(聴講料はタダ。無料セミナーだ。)

 

かなり語弊があるけど、

そんなとき私は嘘をつく。

 

正確に全ての内容を伝えるのでは無く

簡単に伝えられそうな部分だけを取捨選択して話す。

難しい部分は、本当は必要な内容であっても触れない。

 

難しいことを分かりやすく伝えるのは難しいが、

難しいことの中でも比較的簡単な部分のみを伝えるのは簡単だ。

 

「内容を分かりやすく伝える」のではなく、「分かりやすい内容を伝える」

 

ここでポイントは、求められているレベルが

「素人向けの大まかな説明」ということ。

「経験者向けの詳細な説明」ではない。そんなの30分でできない。

 

 

聞いている人の中には、物足りなく感じる人もいるだろう。

教わった内容を実践してみて、上手くできない部分があれば怒る人もいるだろう。

そりゃそうだ。だって全部は説明してないもん。

(幸い、今のところ怒られたことはない。)

 

でも、説明した部分を理解していれば、

それ以上の内容は自分で調べてレベルアップすることができる。

最初の一歩を踏み出すことが肝心だ。

 

 

真面目な人は、すべての事柄を正確に伝えようとする。

説明資料にも、すべての事柄をもれなく記載する。

聞いている人を、自分と同等のレベルにまで引き上げようとする。

そんなの、30分じゃ無理。できたら困る。

結局、難しい内容を難しく説明することになり、

何も理解させられないまま終わる。みんな不幸だ。

 

 

説明できる内容だけを、ちゃんと説明する。

大切な内容でも説明できないなら、勇気をもって切り捨てる。

説明資料は、聞いている人のためにあるのではなく、

自分が説明しやすくするためにあると思え。

半分以上の人が満足すれば十分だ。

 

とっても真面目で、その分野のエキスパートだけど、

説明が下手な人にこんなアドバイスをしてみたが、

まったく受け入れられなかった。

真面目だ。

 

 

人の発表内容をチェックする仕事が重なったので、

こんなことを考える日々。